5月17日 |
久しぶりに、戸上の音楽室に足を踏み入れた。あまり懐かしくないなーというのが印象(笑)でした。 それはさておき、今回の合同練習は西中の生徒にとってとても有意義な練習だったと思う。課題曲の音程確認も大事だったけれど、もっと有意義だったのは発声練習を一緒にやらせてもらえたこと。やっぱり大きな響きの中に包まれながらの練習はものすごく貴重であって、すごい勉強となった。今日、西中の合唱部の練習を指導したけれど、確実に進化していた、母音の響きが前よりも格段に統一されていたし、声量自体もだいぶ増えていた。合同練習はどうだったかを聞いてみると、とにかく、パートリーダーがいつもみんなの声を気にしていて、その時々につねに何かをアドバイスしている点に驚いたようだ。僕からすれば、そんなに大したことではないが、西中にはそういう文化がないので、歌で他人んを批正し合うなんてことは考えられないことらしい。まあ、僕に言わせればそれができないから西中はうまくならなかったんだけどね。 合同練習の後半で、木次先生には悪いが、少し口を挟ませてもらった。音をとる段階から、歌詞の内容をよく考えて、どことどこがつながっていて、どこに向かっていて、大事にしたい言葉は何で、それをどう言うのか、ということについては、練習の最初からやっていなければだめだよ。変な癖がついた後では直し様がないから、音取りの段階でそういうことをきちんと押さえておかなくちゃ。合唱は半分技能で半分が感情。感情面を忘れた音取りの練習はただ苦痛なだけだぞ。先生に言われる前にここはこういう感じかなって予習するくらいでちょうどいい。そういう意味では、これからぐっとうまくなっていく感じだね。 西中は、技能がまだ追いつかないので、そういう感情を表すことがまだできないのだけれど、戸上はそういう感情をきちんと定着させる技能を持っているはずなので、ぜひ最初からそういうことに視点を当てて練習をすることをお勧めするよ。 今度合同練習させていただける機会があるなら、その時にはグレードアップした西中合唱部にこうご期待!!(笑) |
5月8日 |
治田小で合唱の講習会が行われました。講師の武田先生は昨日からいらっしゃっていて、上田駅まで自分の車で送迎をしたのだけれど、その車の中での話が面白かった。特に、発声指導についての話はとても参考になったことがいろいろある。それはまた必要な時に必要な人に教えます。 ところで、今日の講習会の発声指導の極意を簡単に言うとするなら、「西欧人になりきること」にあると見た。もう少し詳しく言うと、「音は下から上に」「第三の声」「それを実現するための、お腹から背中を通ってうなじを抜けて頭の上で噴水のように広がる息の流れ」のこと。そして、それらが「いつもかかわりあって、美しい発声が生まれる」ということが最も大事。顔の表情を作ることは、鼻腔を開けるための具体的な方法、のどの奥を上に開けるように口を作ることは第三の声を作ること、ここまではいつもやってたこと。だけどそれを下から上に向かう息の流れに乗せるということをしていなかった。だから、アルトの低音がきつくなる、ソプラノの高音がヒステリックになる、という現象が生まれてしまったのだ、ということに気づけた人がいたなら、この講習会は値千金となったはず。そこまで気づけた人はいるかなー!? 中音域では、ほとんどの人が西欧人になれているのだけれど、普通の人は高い音になればその音を出そうとのどを締め上げるし、低い音になれば胸声(地声に近い声)になるのが当たり前で、ほとんどの合唱部はそうなってしまう。本気で上を狙うなら、二週間で西欧人になることをマスターしないと。 そこで一言アドバイス。たぶん正しいアドバイスを一つ。「第三の声」を本当にどの音域でも使えているかをチェックするやり方です。 @まず中音域で、正しい第三の声で「U‐」と発声する。 それが全員で統一されているかを聞きあう。ここで妥協しない、少しでもきつい音になっている人は正しい第三の声になっていない。 A高音域で同じことをする。 息の流れ、音の向き(ベクトルは天井方向)に注意しながら発声すると同じ「u−」が聞こえるはず。 B低音域でも同じことをする。 特にアルトはここで統一した響きになるか必ず聞きあうこと。 全員が同じような西欧人になれているなら、どの音域でも「o−」「f−」が混じったような「u−」が響いているはずです。なぜなら、同じ沖の流れ、同じ口、同じ音の向きを共有しているなら、その響きにしかならないはずだから。逆に言えば違う「u−」は聞こえるはずがないのです。それが僕の理論。たぶん間違ってないと思います。慣れてきたらロリロリの発声の一番最後を「u−」に差し替えてやってみると毎日のトレーニングになりますね。 講習会のまとめもアップしました。参考にしてください。久しぶりにみんなと会えてうれしかったです。 |
4月28日 |
今日はGWの初日。戸上は5月2日が休みだよねー。いいな、7連休。西中は2日は学校があります。まあ、私は朝から出張なので、7連休のよう なもんですけどね。それはそうと、今日、リーダーズバンドっていって、市内の中学3年生の吹奏楽部員が集まって演奏する(練習する)機会があ りました。なんかねーやっぱ合唱戻りてーなー・・・と心から思いました。吹奏楽も嫌いではないけど、なんか、私はこの楽器がふけるのよ、すごい でしょ的な感じとか、あんたより私のほうが絶対うまいのよ、こんなふうに吹ける?的な感じが漂っていて、同じ音楽を楽しむ集団となってはいない なあと感じたからです。まあ私は吹奏楽はほとんど素人同然ですからあまりいろいろ意見は言えないのですけど、これが合唱の集まりだったら 「つまんねープライドはすぐに捨ててこい!」と超不機嫌になっているところです。やっぱりその場のみんなで楽しめないとね。 午後は上田のアリオに行ってきた。合唱部2年生の数名をゲーセンで発見!しかし声はかけずです。なぜかわかるかい?「学校をの外では 『先生』って言ったら100円ルール」が適用されているからです(笑)。元気そうで何よりですな。8日に会えるのを楽しみにしてます。 |
4月20日 |
更埴西中でも、新1年生の部活動見学が始まっているんだけど、今年はなんと快挙が起きているらしい。合唱部は現在1名。それも3年生で、2 年生の加入はなし。今年入部者がなければ、まさに廃部寸前の部に1年生が5名も加入するらしい。たった5名ということなかれ…。先生たちに 言わせれば、まさに奇跡、サプライズというべき事件だそうで、西澤も一安心。これで3年後の西中合唱部の土台を築くことができそう。さっそく仮 入部の1年生に発声を叩き込み中!呑み込みが早くていいな。今日だけは力いっぱい合唱部の顧問をしました。まあそのあと、吹奏楽の顧問に 戻ったんだけどね。 近いうちに木次先生にお願いして、戸上の発声練習に参加させてもらうつもりでいます。うちの合唱部は人数が少ないので、発声の仕方はわか っても、一緒にみんなでやるとどういう響きになるのかということを体感できないからです。邪魔者扱いせずにぜひ仲間に入れてほしいな。木次先 生には先生からお願いするので、余計なことを言わないこと。前任の顧問が来るなんていう話は、最もいやなことなので、先生が頃合いをみて話 をします。実現したら、うちの生徒とも仲良くしてあげてください。お願いします。 |
4月9日 |
4月になったので、HPをリニューアルしようなんて思っていたら、うまくリンクが貼れなくてこんな時間になってしまった。コンピューターは便利な ものだけど、うまくいかないときはとことんだめだからなー。 それはそうと、新学期がスタートして1週間がたちました。新しい職場は気分は変わるけど、覚えなきゃならないことが多すぎて、頭が飽和して おります。とりあえずやっとついて行ってる感じかな…。やはり新しい学校では吹奏楽部の顧問でしたが、合唱部の副顧問にもなっていた…。 正顧問がほかの人だから、コンクールは俺じゃないな…と思っていたら、正顧問は合唱経験0(ゼロ)の先生で、「どういうこと!?」と思ってい たら、西澤が来るので、一緒にやってもらっちゃえ的な感じで学校の中で話がまとまっていたらしい。一体私を誰だと思っているのだ(怒)と腹を 立ててみても始まらないので、結局二つの部活の顧問ということに、いつの間にかなってしまったという、超キツイ感じのスタートであります。 まあ合唱との縁は切れずに良かったと、前向きに考えている今日この頃…。 |